最近流行りのコンパクトカーでミニバンというジャンルで、使い勝手と運転のしやすさを兼ね備えているフリードですが、コンパクトカーでありながら室内空間にもゆとりがあることで定評があります。
このサイズのミニバンは他社メーカーでもシエンタやソリオなどを競合車種があります。
「ミドルサイズのミニバンではちょっと大きすぎる」とか、「運転にあまり自信がないからコンパクトなボディーがいい」という方にはとても人気です。
フリードハイブリッドは2016年のモデルチェンジで、このクラスのコンパクトミニバンでは初となるハイブリッド4WDの設定を設けております。
フリードハイブリッドのスペック、グレード種類等
フリードハイブリッドのグレードは、ベースグレードの「ハイブリッドB」と中間グレードの「ハイブリッドGホンダセンシング」、上級グレードの「ハイブリッドEX」に分かれています。
「ハイブリッドB」以外の2グレードにはホンダの安全支援システムのホンダセンシングを搭載しています。
価格は「ハイブリッドB」が2,256,000円から、「ハイブリッドGホンダセンシング」が2,496,000円、「ハイブリッドEX」が2,656,000円からとなっています。(価格は2WD・6人乗り)
フリードハイブリッドの主要諸元は以下の通りです。
- 全長×全幅×全高:4,265mm×1,695mm×1,710(2WD)~1,735㎜(4WD)
- ホイールベース:2,740mm
- 室内長×室内幅×室内高:3,045mm×1,455mm×1,275mm
- 最高出力(エンジン):110PS/6,000rpm (モーター)29.5PS/1,313-2,000rpm
- 最大トルク(エンジン)13.7kgf・m/5,000rpm (モーター)16.3kgf・m/0-1,313rpm
- 車重1,400~1,490㎏
フリードハイブリッドのおすすめグレード
安く済ませたい方はベースグレードの「ハイブリッドB」ですが、装備や安全性能も充実させたい方は「ハイブリッドEX」です。
「ハイブリッドEX」がおススメな理由は3つあります。
- 安全運転支援システムは必ず付いている
- スライドドアが電動である
- アルミホイールなのでデザイン性も高い
アルミホイールだけ妥協すれば「ハイブリッドGホンダセンシング」という選択肢もあります。
しかし、「ハイブリッドEX」にはシートヒーター(前席両側)やプラズマクラスター搭載のフルオートエアコン、専用インテリア&本革巻きステアリングなどの装備が充実しており、「ハイブリッドB」にオプションで装着していくと290万円くらいになってしまいます。
この内容で「ハイブリッドEX」は2,656,000円で購入できるのですからコストパフォーマンスが高いと言えます。
フリードハイブリッドのメリット
モーターの性能です。
決して大きなモーターを搭載しているわけではありませんが、エンジンやトランスミッションとの相性が良いです。
1.5LのVTECエンジンと高出力モーターを内蔵した7速デュアルクラッチトランスミッションを組み合わせたスポーツハイブリッドI-DCDを搭載して低燃費で軽快な走りを実現しミニバンでも伸びやかな加速感を得られます。
フリードハイブリッドをガリバーで探してみませんか?
中古車販売実績No.1のガリバーでフリードハイブリッドを探してみませんか?
豊富な在庫数から、いろんな年式・いろんなグレードを探してみましょう!
詳細は公式サイトにて。
フリードハイブリッドのデメリット
モーターを搭載している分、車両重量が重くなっています。
どのくらい重いのかというとグレードによって多少異なりますが、60~80kg重くなっています。
これが男性なら約1名分、子供女性なら約2人分程度多く乗車させていることと同じくらいの重量です。当然燃費にも影響が出ています。
さらにデメリットを挙げるとすれば車両価格です。
分かりやすくベースグレードで比較すると、ガソリン車とハイブリッドでは車両価格は37万円くらい違いがあるのです。
フリードハイブリッドの室内、居住性、荷室の広さ
フリードハイブリッドはコンパクトミニバンでありながら高い居住性を持ち合わせています。
特に注目すべきは2列目のシートの座り心地です。
キャプテンシート仕様の2列目は360mmのロングスライドを実現し、さらに1列目の背面の形状にも工夫を凝らしているので膝周りも余裕です。
3列目は大人が乗っても座れないことはありませんが、座面位置が若干高い分、頭周りの余裕がありません。
スライドドアも大開口の両側スライドドアなので開口幅665mmも確保されています。
さらにステップ高390mmにするとともに、フロアとの段差を少なくしフラット化しているので、乗り降りもスムーズです。
スライドドアなので子供が隣の車にぶつける心配もありません。
ラゲージスペースは開口部が広く、重い荷物も簡単に積み込むことができます。
3列目使用時はかなりスペースが狭くなりますが、荷物が多い時は3列目を片側ずつ跳ね上げることができるので、様々なアレンジが可能です。
フリードハイブリッドの燃費
フリードハイブリッドの燃費はベースグレードで比較すると、ガソリン車のJC08モード燃費は19.0㎞/Lに対して、ハイブリッドは27.2㎞/Lです。
カタログ上の燃費では8.2㎞/Lの差があります。
走り方や天候によっても大きく左右されますが、実燃費で比べるとガソリン車は15~16㎞/L程度、ハイブリッドは19~20㎞/L位になります。
両者の差は若干狭まりますが、3~5㎞/Lはハイブリッドの方が低燃費ですね。
フリードハイブリッドの人気度
フリードハイブリッドはコンパクトでありながらミニバンという使い勝手と運転のしやすさが人気です。
コンパクトサイズでありながら3列シートで6~7人乗車する事ができると言うのはかなりの強みですね。
運転のしやすさも最小回転半径5.2mという取り回しの良さは、縦列駐車やUターンなど日常の様々なシーンで使い勝手の良さを実感できると思います。
フリードハイブリッドをおすすめしたい人
この車はお子さんがいるファミリー層で、平日はお母さんも運転すると言う方にはおススメです。
取り回しの良さと居住性の高さ、「ホンダセンシング」搭載で万が一の時も衝突や被害軽減で家族を危険から回避してくれる点でおススメできます。
ハイブリッドなので、週末にお出かけするときもガソリン車よりも燃料を気にしなくて思う存分遠出することができますね。
フリードハイブリッドをおすすめしたくない人
ハイブリッドというネームバリューで過度な低燃費を期待して購入を検討している方にはあまりおススメできません。
燃費の比較でもあげた通り、ガソリン車とハイブリッドの実燃費差は3~5km/L程度だとみています。
その上車両価格の差は37万円なので、この37万円以上の燃料費の節約を目論んでいるのであれば、相当な距離を走行しないと差額はペイできません。