プリウスPHVはトヨタのハイブリッドカー「プリウス」のプラグインハイブリッドタイプで第3のエコカーとしても注目を集めています。
従来のプリウスPHVはプリウスと同じエクステリアデザインを採用していましたが、DLA-ZVW52ではフロントグリルを透明アクリル樹脂製の大型タイプにして、ヘッドライトも4眼LEDに変えています。
プリウスPHVのスペック、グレード種類等
プリウスPHVのグレードラインナップは5種類です。ベースグレードの「S」「Sナビパッケージ」、中間グレードの「A」「Aナビパッケージ」、そして最上級グレードの「Aプレミア」です。
- 全長×全幅×全高:4,645mm×1,760mm×1,470㎜
- ホイールベース:2,700mm
- 室内長×室内幅×室内高:2,110mm×1,490mm×1,195mm
- 最高出力(エンジン):98PS/5,200rpm (モーター)72PS/31PS
- 最大トルク(エンジン)14.5kgf・m/3,600rpm (モーター)16.6kgf・m/4.1kgf・m
- 車重1,510~1,530㎏
プリウスPHVのおすすめグレード
価格を考慮しないのであれば、「Aプレミア」、価格とのバランスを考えると「A」をおススメしたいです。
グレード間の装備では考慮すべき3つのポイントがあります。
- 急速充電インレットがついている
- ブラインドスポットモニターやインテリジェントクリアランスソナー、インテリジェントパーキングアシストなどの安全装備が充実している
- Tコネクトナビが付いている
これらが最低限網羅されているグレードが「A」なのです。
最上級グレードの「Aプレミア」は「A」より42万円くらい価格が高くなりますが、シートの素材やパワーシートの性能、インテリアの加飾で内容が良くなっています。
そこにあまり拘りがないのであれば「A」で十分満足できます。
プリウスPHVのメリット
充電のみで走行できる経済性とツーモーターで駆動する走り出しから体感できるトルク感です。
充電だけで走行するのであれば68.2kmの距離を走行でき、ガソリンを併用してハイブリッドとしても走行させることができます。
急速充電ならば1日20分でバッテリーの約80%の充電ができ、普通充電(200V16A)では140分で満充電させることができます。
家庭用であれば夜間電力を使用し、コストに抑えることができますし、急速充電であれば無料でできるスポットも多く存在するので、ガソリン代がかからず経済的です。
トルク感は、「デュアルモータードライブ」システムを採用しており、EV走行中はモーターだけでなくジェネレーターもモーターとして駆動させるので加速性能が高くなっています。
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プリウスPHVのデメリット
乗車定員が4名であることです。
後席のセンター部は座席を潰して「リア大型センターアームレスト」を設置しています。
後席のスペースは決して広いわけではないのに、センター部が活用できないのは問題です。
トヨタは「ゆったり」という狙いを込めて設計したのだと思いますが、ファミリーユーザーなどが購入する際の懸念材料になっています。
プリウスPHVの室内、居住性、荷室の広さ
新しい骨組みとも言えるTNGAを採用しているので、低重心で見た目もスポーツカーみたいになり、操縦安定性の良い振動やふらつきの少ない乗り心地です。
前席はヒップポイントを筋負担の少ない高さに設計されており、快適なドライビングポジションを実現しています。
後席は2人かけになっているので、パーソナル感がある造りになっています。
見方によっては独立席で寛げる空間に思えますが、開放が薄れてしまっている様にも感じます。
荷室は奥行854mm、最大幅1,360mmで容量があり、ゴルフバックも2個積むことができます。
荷物が多い時などは後席が6:4分割可倒式になっているので、リヤシートを倒してフラットにして積載することも可能です。
プリウスPHVの燃費
*全グレード共通
JC08モード:37.2km/L
充電電力使用時走行距離:68.2km
プリウスPHVの人気度
プリウスPHVは流行を先取りしたい方やエコ意識が人一倍高い方に人気があります。
しかし金額が高いので簡単には購入を決断できませんが、いざ購入する時も生産台数が少ないので、納車まで時間がかかることも覚悟しておきましょう。
プリウスPHVをおすすめしたい人
走行距離を多く走る方におススメしたい車です。
具体的にはどのくらいの距離かというと、1日50~60km位走行する方ならば充電のみで走行できるのでガソリン代は一切かかりません。
さらに自宅をオール電化などにしており深夜電力が安くなる契約をしている家庭はさらに利点が増えます。
(*カタログではEV走行で68.2km走行可能となっていますが、実際には50~60km位の走行になります。これはガソリン車の燃費がカタログ通りに走らないのと同じことです。)
プリウスPHVをおすすめしたくない人
車体価格を重視する方と走行距離が少ない方に絶対おススメできません。
車体価格を抑えたい方ならば燃費の良いヴィッツやフィットをおススメします、200万円以下で購入することができます。
また走行距離が少ない方は、プリウスPHVの燃費の良さを活かすことができませんので、おススメできません。