プリウスは走行するシーンで大きく燃費が変わります。
この記事ではプリウスの得意・不得意な走行シーンを紹介します。
プリウスの得意な走行シーン
緩やかな下り坂
プリウスに適しているのは緩やかな下り坂です。
あまりアクセルやブレーキを使わないので、少しずつ充電をしながら走行することができるからです。
市街地
次に適しているのは、市街地です。
ガソリン車との大きな違いはここです。
ガソリン車は停車や発進を繰り返す市街地走行は苦手です。
市街地走行はアクセルを強く踏んで中高速で走行するシーンが少なく、比較的30~50km/hで走行しますよね?
アクセルを踏み込むことが少ない為、モーターをメインで走行することができます。
プリウスの不得意な走行シーン
登坂
プリウスは登坂走行が苦手です。
登坂ではパワーを要する為にアクセルを踏み込みます。
「アクセルを踏み込む=エンジンを回転させる」ことになるため、ガソリンを多く費やしてしまうのです。
高速道路
同じことが言えるのは高速道路です。
ガソリン車では高速道路は燃費を延びますが、プリウスは逆なのです。
高速走行はアクセルを踏み込むのでエンジンが常に回転している状況を作りだしてしまいます。
時速60km/h以上ではハイブリッドは燃費が下がる傾向です。
ちなみに私のプリウスは、平均実燃費 18km/hですがシーン別にみると以下の通りです。
- 市街地 22km/L
- 高速道路 16~17km/L
- 郊外地走行 20km/L
- 登坂走行 14km/L
- 下山走行 25km/L
私は普段高速走行や長距離走行で山を越えることが多いので、平均燃費は18km/Lとかなり低めになっています。
プリウスの走行モード
プリウスには「ノーマルモード」「エコモード」「パワーモード」+「EVモード」の4つの走行モードがあります。
「EVモード」は殆ど使用しません。
なぜならEVモードはモーターのみで走行するのですが、時速40km/hを超えると勝手に解除され、また充電の状態によっても解除されます。
感覚で言えば2分くらいしか使用できませんので、凄く不便です。
通常の走行では「ノーマルモード」を使用します。
ノーマルモードではハイブリッドのモーターのトルク感が味わえるので、走り出しから強い加速を得られます。
基本はこのモードで走るのが良いです。
燃費重視の方は「エコモード」です。
このモードはアクセルを踏んでも遅れて加速する様な感覚です。
通常モードの時と同じアクセル量を踏んでいても加速が抑えられている印象を受けます。
市街地走行などで発進・停止が多い時はこのモードがおススメです。
ただし夏場や冬場はエアコン電力も制限されてしまうので要注意です。
最後に「パワーモード」です。
このモードはモーターの持つ太いトルクを余すことなく発揮するモードです。
アクセルを少し踏んだ瞬間にプリウスが飛び出していく様な加速を得られます。
体感で言えば2400ccのガソリン車よりも加速は良いですね。
信号待ちでスタートダッシュしても抜かれることは殆どありません。走行性能に煩い方でもきっと満足いただけるモードです。
これらのモードで市街地を走ると燃費はだいたい以下の通りになります。
- ノーマル 20km/L
- エコ 24km/L
- パワー 18~20km/L
走行モードによって得られる走行フィールが違う分、燃費を大きく変わってくるのです。