BMWと聞けば『高級車』と言う言葉がどうしても頭に浮かびますが、そんなに高額ではないi3。
そんなBMW i3のメリット・デメリットについて紹介します。

BMW i3の概要
BMW i3は、BMW iシリーズを代表する車種です。
BMW iシリーズとは、次世代モビリティを提供する為にBMW社のサブブランドとして作られたブランド。
BMW i3は電気自動車なので環境に配慮した車両なのは当然なのですが、外装も炭素繊維強化プラスチックで構成されていますし、内装ではシートにペットボトルのリサイクル材・100%使用するなどBMW i3全体が環境に配慮した作りとなっています。
BMW i3のスペック、グレード種類等
BMW i3には通常のベースグレードとレンジエクステンダー装着車の2種類のタイプが用意されています。
レンジエクステンダーとは、ガソリンエンジンで電気自動車のバッテリーへ充電を行う発電システムのことを言います。
ハイブリッド車と違い、あくまでも発電する為のエンジンでBMW i3レンジエクステンダー装備車は、車両後部に発電用・小型エンジンが搭載されています。
≪ベースグレード・100%電気自動車≫
全 長:4,010mm
全 幅:1,775mm
全 高:1,550mm
車 両 重 量:1,260kg
バッテリー容量:22kwh
使 用 燃 料:電気
車 両 金 額:¥4,990,000-
≪レンジエクステンダー装備車≫
全 長:4,010mm
全 幅:1,775mm
全 高:1,550mm
車 両 重 量:1,390kg
バッテリー容量:22kwh
発動 エンジン:直列2気筒DOHC
総 排 気 量:647cc
最 高 出 力:38ps
燃 料 タンク:9リットル
使 用 燃 料:無鉛プレミアムガソリン
車 両 金 額:¥5,460,000-
BMW i3のおすすめグレード
ベースグレードは100%・電気自動車ですからドライブ中に充電を行う電気スタンドが見つからなければTHE ENDとなってしまいますが、レンジエクステンダー装備車ですと、駆動用のバッテリーが6.5%を下回ると発電用・小型エンジンが作動します。
ガソリンが約9リットル入っていますから、それだけでも約100〜150kmほどでしたら走行可能です。
充電スタンドが見つからない場合でも、ガソリンスタンドさえ見つけられたら走行し続けることが出来ます。
予算に余裕がある方は、レンジエクステンダー装備車が断然お勧めです。

BMW i3の航続距離
100%電気自動車のベースグレードでは、カタログ値での走行航続距離はバッテリー満タン時で229km。
この数値は定められた試験条件での数値ですから実走では150km〜180kmくらいではないでしょうか。
レンジエクステンダー装備車ですと、航続距離は100km〜150km延ばすことが可能なので250km〜330km。
一定速度で上手く運転することが出来たら300km前後で走行することが可能です。
BMW i3の人気度
電気自動車への関心が日本国内ではまだ低いのもあり人気があるとは言えません。
500万円出すのであればBMW i3よりも国産車の電気自動車の方が安価で性能的にも上ですから日本国内で販売台数を伸ばすのは厳しいのが現状です。
BMW i3室内、居住性、荷室の広さ
BMW i3の内装はハッキリ言って高級感と言う意味では乏しい作りとなっています。
シートはリサイクル素材が使用され、座面も平坦で硬く、決して座り心地が良いとは言えません。
インパネ周りやダッシュボードも無駄の無いデザインでシンプルでいいのですが、少し寂しい印象があります。
後席に関してもシートポジションが高く、材質も硬く平坦なのでフィット感はありません。
室内高があり圧迫感もなく国産車のフィットなどと比べても広く感じるのではないでしょうか。
トランク(荷室)は発電用エンジン搭載車のレンジエクステンダーでも十分な広さがあり、リヤシートも50:50で倒せてフルフラットにすることも可能です。
BMW i3のメリット
フロントガラスは広く、メーターパネルも排除されていますから開放感があり視認性では文句の無い作りとなっています。
モーターの性能は良く、アクセルを踏むと瞬時に加速するので市街地での走行性能はこのクラスではトップクラスです。
夜間充電を利用することで約8時間ほどでバッテリーを満タンに出来ますから300円ほどで150km〜180km走行することが可能です。
BMW i3の最大のメリットはレンジエクステンダーの設定があると言うことです。
レンジエクステンダー装備車ならバッテリーを使いきってもガソリンスタンドさえ見つければ走行が可能なのはかなりの強みです。
BMW i3のデメリット
スピードメーターの変わりにタブレット型のモニターが採用されていますが晴れの日などでは反射して画面が見ずらいというデメリットがあります。
後席ドアは観音開きが採用されていますがフロントドアと重なっている為、後席ドア単独での開閉が出来ず、フロントドアを開けてからでないと後席ドアが開かないと言う欠点があります。
室内の広さは、このクラスの中では十分な広さが確保されていますが、全体的には物足りない感じは否めません。
BMW i3をおすすめしたい人
国産車より輸入車が好きな人で、電気自動車に興味がある人にはお勧め出来ます。
国産車の小型車ほどのサイズですし、座面も高いので女性でも視認性は高く安心して運転出来ます。
何よりBMW i3のフォルムが国産車にはない魅力。注目度はかなりありますから他人とは違う電気自動車に乗りたい人にはお勧め出来ます。
BMW i3をおすすめしたくない人
真の電気自動車が欲しい人には航続距離に不満のあるBMW i3はお勧め出来ません。
日本国内で販売されているBMW i3の8割はレンジエクステンダー装備車です。
電気自動車としての性能では日産リーフに劣りますから車両価格や維持費を考えると日産リーフをお勧めします。
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