電気自動車と言われても、まだピンっとこない人が多いのではないでしょうか?
電気自動車がガソリン車の普及率を上回るのには少し時間が掛かりそうですが、かなりのスピードでガソリンを使用しない自動車開発が進んでいます。
この記事ではそんな電気自動車の基礎知識を書いていきます。
電気自動車購入を検討されている方は是非、読んでみてくださいね!

そもそも電気自動車って?
電気自動車とはガソリンの代わりに電気を動力源にする自動車のことをいいます。
公道で走る電気自動車はまだ新しい乗り物でまだ見かける機会は少ないですが、電気自動車自体の歴史は長く、代表は運送業などで見かけるフォークリフトやゴルフ場で使用されているカートなどがあります。
携帯電話のように電気をバッテリーに充電して、蓄えられた電気によってモーターを動かして走行させる自動車のことを電気自動車と言います。
電気自動車の電気代は?
何と言ってもきになるのはランニングコスト。
日産リーフ(電気自動車)と日産キューブ(ガソリン車)を比較して説明します。
【日産キューブ(ガソリン車)】
燃料タンク :約45L
ガソリン料金:約129円(国内平均)
燃費 :15km/h〜20km/h
航続距離 :約600km〜約900km
ガソリン料金:約5800円
【日産リーフ(電気自動車)】
バッテリー:リチウムイオン・24kWh
電気料金 :約13円(夜間・1kwh)
充電時間 :約8時間(家庭用普通充電)
航続距離 :約220km
電気料金 :約320円
リーフをキューブの航続距離で計算しますと電気代:約880円〜約1300円となります。
あくまでも参考ですがガソリン車に比べますと電気自動車は1/4〜1/5程度の燃料代で済むということになります。
燃料代が大きく削減出来るのはかなりのメリットではないでしょうか。
電気自動車の充電は?
電気自動車へ充電を行う場合には大きく分けて普通充電と急速充電の二種類の充電方法があります。
普通充電で日産リーフのバッテリーを満タンにするには約8時間掛かりますが、急速充電で行うと30分〜1時間で満タンにする事が出来ます。
家庭で充電を行う場合は別途工事の必要がありますので販売店へお問い合わせをお願いします。
家庭で充電が行えない場合には自動車ディーラー、商業施設、高速道路SA、地方自治体、有料駐車場、道の駅などで充電を行う事が出来ます。
最近では電気自動車のインフラ整備も進み国道沿いなどにも充電システムがある道路もあります。
充電スタンドって?
充電スタンドとは電気自動車へ電気を充電する為の充電器のような役割をする設備の事をいいます。
普通充電スタンドと急速充電スタンドの二種類があります。
電気自動車の価格は?
【主な国産電気自動車の新車価格】
・三菱i-MiEV:226万円〜283万円
・日産リーフ:273万円〜379万円
・日産e-NV200ワゴン:462万円〜478万円
まとめ
簡単に電気自動車の説明をしてきましたが如何でしたでしょうか?
ガソリン車に比べると燃料代(電気代)格安で良いのですが、電気自動車本体の価格が非常に高いのと自宅で充電を行う場合には工事が必要と言うのがデメリットですね。
日産リーフでもバッテリー満タンで約220kmしか走行出来ませんが、2016年には300km〜500km走行可能なバッテリーが出ると言う噂もあります。
携帯電話のように開発やインフラ整備は日進月歩で進んでいますので環境に良く、燃料代の掛からない電気自動車が近い未来、普及するのではないでしょうか。